働く人へのメンタル・エクササイズを提供する心の体操協会

心と身体のお話

やる気スイッチ1と2をオン!

img01心の体操第1のルーチンの中には、胸式呼吸に合わせて”ガオー”のポーズをするものが含まれています。 これは最近では、琴奨菊関が取組前にやるルーチンとして有名になった「琴バウアー」に似ています。 大関昇進を期待されながら、伸び悩んでいたところにこのルーチンを加えることで、大関昇進を果たし、2016年1月場所で初優勝したのは記憶に新しいところです。

これはこういう雄叫び的なポーズをすることで、テストステロンというホルモンの分泌が増え、それによってやる気スイッチの所在地と言われる脳の線条体という部位が活性化する、というハーバード大学とコロンビア大学の研究結果に基づいています。

しかし、やる気スイッチはそれだけでなく、新しい脳が関わるものもあります。
それは脳の側坐核と呼ばれるところです。別名、腹側線条体ですが、こちらのやる気スイッチの入り方は、先ほどと違って、もっと”知的”な判断をします。 知的に考えることを司る前頭連合野という脳の部署から『何かを始めよう』という指令を受けると、側座核が好き嫌いを判断している扁桃体や記憶を溜め込んだ海馬と相談しあいながら、それが好きなことかどうか判断し、やる気を出すかどうかを決めていくわけです。

前者が動物的な反応とすると、こちらは考える人間としての反応とも言えます。
そして、2番目のスイッチを入れるのに役立つエクササイズが、心の体操第2で行われる静座になります。

マインドフル静座によって自律神経が整った状態になると、前向きな気持ちになっていきます。これは陽性情動と呼ばれる反応ですが、それを主体的に起こるようになってきます。

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