先日は金融関係の会社の方と雑談する機会がありました。 今の話題と言えば、それはもっぱら新しく指名される日銀総裁候補者のサプライズと言われる人事になります。 そう言えば、本日の国会にその植田和男さんを次期日銀総裁に起用する人事案を政府は 提出しました。 思えば10年前の2013年1月に、当時の白川日銀総裁らの意に反し、『物価目標を2%にする』と日銀の政策決定で表明されたのが、最初の公式な号砲でした。 この『物価目標を2%にする』というのは、一般の我々からするとピンとこない一言ではあるものの、金融界
ダイバーシティ、という言葉が人事の話題の中で使われ始めた当初、それは東京都の臨海地区に出来た新しいビルの林立する一画のことかと勘違いし、そこに入居する企業では革新的なヒューマンリソース対応が実験されているのかと思っていました。 今となっては笑い話ですが、社会の女性参画をもっと推し進めましょう!という趣旨の言葉と知ったのは、その後でした。 ダイバーシティとは、”多様性”を意味する英語だったんですね。 てっきり、ダイバーとシティが合体した街の名前
北部タイの町、チェンライの郊外の洞窟に2018年6月23日から閉じ込められた13名の少年とサッカーコーチの救出劇は、世界中の注目を集めて17日目に突入しました。 この出来事で多くの人が驚いたのは、洞窟の中で行方不明になって9日目に彼らを発見したイギリスのダイバーが撮影した映像だったかと思います。 9日間の間、真っ暗闇の中で、鍾乳洞から垂れる水をすすり、わずかに持参していたお菓子で食いつないでいた13人が、ライトに照らされた中に、意外にも元気な様子で、イギリス人救助
誰もが知ってる多数のIT企業が本社を構えるシリコンバレーは、かつてのヒッピー文化の中心地サンフランシスコの中心街から南に車で1時間ほど走った地域に広がっています。 そのシリコンバレーからさらに南、国道1号線をロスアンゼルスに向かって車を走らせること2時間半、ビッグサーと呼ばれる地区にエサレン・インスティチュートと呼ばれる研修センターのゲートが待っています。 シリコンバレー地区に客先をいくつか持っていた筆者は、金曜日に業務が終わるとその足で車を走らせて、こちらの施設に向
メンタルを強くする簡単な体操の普及に向けて邁進いたしますので、本年もよろしくお願いいたします。 お正月の最近の楽しみは箱根駅伝です。 今年は青山学院大学の4連覇となりました。 会社の近くの沿道まで行くと、学生ランナーが走る姿を直接見ることが出来るので、その姿を拝むのが楽しみとなりました。 テレビ中継を見ていると引き継ぎ地点でのタスキリレーの様子が映し出されます。 全力を出し切って道路に倒れこむ選手もいれば、平然としている選手もいます。 その様子を見ながら思い出すのが、中学生の頃の長距離走の記憶
こちらでメンタルエクササイズを指導させていただく中で、マインドフルネスを習いました、という方も最近は増えてきました。 以前にマインドフルネスとの幸福な出会いというブログを書いたこともあるように、自分なりに経験していますので、どういうものか実際に実習もした体験があります。 『今この瞬間に注意を向ける』ということも価値のあることだと思います。 一方、こちらで指導しているのは『マインドレスネス』と表現するのがふさわしい方法になります。 マインドレスですから、『考えない』ということになります。 意識を向
今から23年ほど前、出張でニューヨーク発、スペインのマドリッド行きの飛行機に乗り込むと窓際にとった座席に座り込みました。 暫くするとオレンジの袈裟を着たお坊さんが、おもむろに隣の席に座り、かけていた袈裟袋の紐を前の座席にかけます。 前の座席の人が、その紐を気にして振り向くと、『お嫌ですか?』と言って袈裟袋を膝の上に持たれました。 伺うとワシントンDCの郊外にご自身の修行のお寺を運営されていて、ビジネスマンや政府機関関係者などが、激務を癒しに宿泊研修にやってくるのだとか。 また、最近ご自身の書か
タフなメンタルを作りあげたい。 それは説得で成し得るのではなく、実践を通して成し得る。 それを体現した人の一人に、明治維新の前後に活躍した人で山岡鉄舟という人がいます。 身近なエピソードから言えば、日本であんばんを広めた人、と言うことになります。 東京銀座の目ぬき通りに本店を構えるあんぱんで有名なお店が、日本であんぱんを最初に作ったのだとか。 しかし、日本人に馴染みのあった小豆餡を、全く新しく登場したパン生地で包んだものは、パンなる代物に全くお目にかかったことのない当時の人には、最初なかなか受
オリンピックで日本人が初めてメダルを取った種目は、テニスで銀メダルだったとか。 それから96年後、そのテニスで錦織圭が昨年のリオオリンピックで銅メダルを獲得したのは、感動ものでした。 世界を転戦し、活躍めざましい錦織選手ですが、テレビなどでその試合ぶりを見る機会がありますと、よく登場する熱血解説者が途中から解説するというより、『行け!』とか『頑張れ〜!』とかの掛け声一辺倒になってきます。 さらに熱を帯びてくると、『圭、入れ! 入るんだ!』と意味不明な言葉が登場してきます。 ボールが相手のコート
現役ビジネス世代の方とお話をしていると中村天風さんのファンです、という方にしばし遭遇します。 すでに今から50年近く前にお亡くなりになった方ですが、今でも書店で天風本が平積みになっているのを見かけることがあります。 そこで今回は、中村天風先生に焦点を当ててみたいと思います。 中村天風さんを知ったのは、遡ること30数年前、当時関わっていた会社の社長が『天風先生座談』なる本を配っていたことでした。 その社長は、毎朝4時に起きて2時間ほど読書をしてから出勤する方で、良いと思った本はまとめ買いして、取
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